2019.5.26「捨てる力」羽生善治
羽生さんの本は「直観力」に続いて2冊目。今回もオーディオブックで「捨てる力」を読んだ(聞いた)。
先日の新聞では、羽生さんの通算勝利数が大山康晴15世名人に並び歴代1位の1433勝となった、とのニュース。
この本でも書かれているが、「才能とは努力を続けることのできる能力」まさにそのとことを体現した結果だろう。
本を読んで、いくつか心に残った言葉をメモに残す。
・新しいことを覚えるためには、古いことを忘れなくてはならない。
・人は選択しなかった選択肢を、必要以上に良いものと思ってしまう。それが後悔の原因となる。よい人生を歩むためには、選択したら選択しなかった選択肢のことを忘れること。
・リスクを恐れてリスクから逃げては、結果的に将来のリスクを増やしてしまう。積極的にリスクを負うことが、本来のリスクを最小化する。
・多くの情報から本当に必要な情報を得るためには、”選ぶ”より”捨てる”ことの方が大切。
・才能とは「努力しなくてもできること」ではない。「10年、20年と情熱を傾けて努力し続けることができる能力」を言う。