「伝わらない」を克服しよう
前回から少しサボってしまった。今日は、本ではなく日経新聞の記事から気になるものをアップしたいと思う。
平成28年8月23日の朝刊の記事から。。。「PREP法」なるものが紹介されている。初めて聞く言葉、勉強不足かな?
「最初に結論」がキモ
しっかり伝えるコツは、論理的に話すことにある。そのためには「PREP法」をマスターするのが近道らしい。これは
Point(結論)⇒Reason(理由)⇒Example(根拠)⇒Point(まとめ)
の順で伝えるしゃべり方をいう。
慣れないうちは、「結論から申しますと」で始めるのを常套手段にするのが無難。
偉い人のほとんどは極めて短気であり忙しい。じっくりと話を聞く時間がないのが当たり前。「起承転結」は文章には適しているが、ビジネス会話では相手をイライラさせることが多い。上司に聞く耳を持たせるためには、まずは結論から伝えることが大事になる。結論がわかっていると、その結論に至った理由や根拠を冷静に聞いてもらえる。
PREP法の流れ
この手法を使うときのコツを使用例を見ながら整理する。
P(結論…主張、要点)
・結論から申しますと・・・
・私は○○だと思います
・私が言いたいことは・・・
・一番大事なことは・・・
R(理由…解釈、考え)
・なぜなら・・・
・その理由は・・・
・どうしてかと言うと・・・
・と言うのも・・・
E(根拠…事例、事実)
・例えば・・・
・具体的に申しますと・・・
・例を挙げると・・・
・データを見てみると・・・
P(まとめ…結論の再確認)
・ですから・・・
・以上のようなことから・・・
・繰り返しになりますが・・・
・いろいろ話をしましたが・・・
引用:日経新聞8月23日朝刊
まとめ
とはいえ、内容によっては結論から言いにくいこともある。トラブルの報告など、相手を動揺させたり不快にさせる話の場合は、結論を後に回し、「E⇒R⇒P」のように根拠、理由から伝え結論を後回しにする方がスムースに説明できる場合もある。